ゆたつか父さんです。こんにちは。
2018年4月21日に金融庁主催の「つみたてNISAフェスティバル 2018」に参戦しました。
このイベントは、2018年1月から始まった積立投資の非課税制度「つみたてNISA」の普及のためのイベントです。
父さんもすでに2018年1月から「つみたてNISA」をスタートしていますが、もっと「つみたてNISA」を理解するために参戦させていただきました。
印象に残ったところだけ、自分の備忘録として、かいつまんでまとめてみました。
■目次
つみたてNISAフェスティバル 2018
金融庁の村井英樹大臣政務官のご挨拶
さすが、財務省ご出身の議員さんだけあって、つみたてNISAにかける思いを歯切れよく語っていました。
アメリカやイギリスと比べて、家計の金融資産の推移が日本はかなり低く推移しているというお話を数値を出しながら。
やはり日本の投資教育、投資環境というのが整備されていないということなのでしょう。

金融庁のHPで募集がかけられていましたが、4日で満席になったというお話も。。。
お知り合いから「こんなのあるよ」とご連絡いただいてすぐに申し込みをしてよかったです。
岡本和久さんの基調講話
岡本和久さんは、I-Oウェルス・アドバイザーズという「品格のある資産家を目指すための投資と資産運用のセミナー」を行なっている会社を経営されている方です。

とても素敵なお話をされていました。
こんなツイートをされている方もいます。
岡本和久氏の基調講演だけでも来た価値あった!
資産形成の目標額を決める必要はなくて、できる範囲で節約して資産形成に回す。資産活用期は手元にあるお金で幸福感を最大化すれば良い。#つみフェス2018— 青井ノボル (@sindanindex) 2018年4月21日
かいつまんで要約するとこんな感じです。
・学びの時代(人的資産を構築していく時期)
・働きの時代(これまで構築してきた人的資産を活用し、金融資産を蓄えいく時期)
・遊びの時代(人的資産や金融資産で、次世代に貢献する時期)
・働くということは感謝されお金が入ってくること
・仕事とは世の中に仕えること
・仕事で得たお金を良い社会を作るため、次世代の育成のために使う
・4つの穴が空いている豚の貯金箱で「貯める」「使う」「譲る」「増やす」という概念を学ぶ
・「使う」=「今の自分が喜ぶこと」
・「貯める」=「我慢して大きなものを買うこと」
・「譲る」=「困っている人が喜ぶこと」
・「増やす」=「将来の自分に戻ってくるもの」
・将来の自分は今の自分が支えていることを理解し、資産運用にお金を使う
・最終的に「お金持ち」ではなく「しあわせもち」になりましょう
短い時間での公演でしたが、充実した内容でした。
父さんも「幸せもち」になりたいです。
つみたてNISA 誕生秘話 (対象商品)
父さんが以前プライベートでコンサルを受けたカン・チュンドさんが進行役でした。
岡田篤さん(つみたてNISA商品性WGメンバー)と金融庁の油布参事官にいろいろと質問をしていました。
つみたてNISA対象商品の誕生秘話ということで、今回の積立NISAで商品が絞られたことについて、こんなお話がありました。
・消費者は合理的な判断をするのというのが「市場主義の考え方」
・通常、行政として商品を絞り込むことはしない
・法律に触れなければいいというのが行政のスタンス
・行政として「きちんと説明しなさい」「パンフレットに書きなさい」と指導してきた
・ところが、現場では、当局検査を意識した業務運営が行われるようになり、現場では「説明した」というエビデンスを残すことに終始するようになった
・結果、売れている投資信託を見ると、リスク・リターンともに大きいものが多く、安心して買って、安心して持てるものが少なかった
・国の中にタックスヘイブンを作るため、投資初心者を守るために、長期投資に向いている手数料が低い投信に絞りこまざるを得なかった
結構、ぶっちゃけちゃってました。
さすが、カンさん、うまくみんなが聞きたいことを話してもらえるようにしていました。
結局は、これまで、金融機関が、手数料の高いものなどその時に売りたい商品をお客様に販売していて、顧客本位の姿勢になかったというのが実体としてあったということのようです。
はじめての投資! おススメの一冊 ベスト10
ここで一気に場の雰囲気が代わり、人気ブロガー3名が出てきて、虫取り小僧さんがメインで、小気味好い感じで、個人投資家おすすめ本のランキングと書評を簡単に説明いただきました。
さすが、人気ブロガーだけあって、会話も面白く、「金融庁のイベント」だということを忘れます。
10冊の本は以下のとおりでした。父さんも読んでないものがあるので、ぜひ読んでみようっと。
たぱぞうさん、あいかわらずムキムキ。
途中の休憩のときに、お知り合いの「たぱぞうさん」にご挨拶に行くと、太陽光の話をあつく語り始めました。笑
つみたてNISA 公式キャラクター発表
アートディレクター 大山よしたかさんとミニオンの格好した金融庁の今井さんが出てきて、つみたてNISAの公式キャラクターが発表されました。

落選してしまった作品も、今井さんがおもしろおかしく説明していて、「本当に、お堅いイメージの金融庁の方なのか?」と思うほど。
#つみフェス2018
今井氏が気に入ったボツネタとして紹介の中からいくつかニーサ姫は4歳設定。「加入まで16年掛かりますがw」
「キツツキはコツコツという事で結構数があった」 pic.twitter.com/9R1aTnnXhV— 安房(ティッカー:ANBW) (@an_bow) 2018年4月21日
そして、キャラクターの発表となり、つみたてワニーサが発表されました。

かわいいキャラに決定しましたね。
有識者によるパネルディスカッション
島田知保さんが議事進行して、経済評論家の山崎元さん、日経新聞の田村正之さん、金融庁の八幡政策監理官のパネルディスカッションでした。

「合コンやショッピングで使ってしまって、お金がありませんが、どうしたら積立ができますか?」といった事前の質問に、真面目におもしろおかしく回答したり。。。
山崎さんが「ロボアドは、だめだ。自分のお金なんだから運用先をちゃんと考えないと。。」みたいな発言をしていて面白かったです。
父さんはロボアドはロボアドでリバランスの仕組みなどがいいと思いますけどねえ。。。
#つみフェス2018
山崎「ロボアドはだめだと思います」
島田「言うと思った」— つらお (ズボラ投資) (@tsurao) 2018年4月21日
まとめ
約3時間のイベントでしたが、一つ一つが、短く、簡潔にまとまっていて、楽しいイベントでした。
金融庁とは思えない雰囲気で、金融庁の金融機関に対する思いなども聞けて、とてもよかったです。
金融庁がんばってますね。応援しちゃいます。
つみたてNISA Meetup(つみップ)
今後、各地域で、「つみたてNISA Meetup(つみップ)」というイベントが開催されます。
このイベントは、「つみたてNISA」についてわかりやすく解説するほか、質疑応答・意見交換を通じて資産形成への理解を深めて行くためのイベントだそうです。
終了後は懇親会もあるようです。
もし、積立NISAにご興味があれば参加されてはいかがでしょうか?
リンク貼っておきます。
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