年に1度の投信の祭典「投信EXPO 2018」に参加。講演内容を簡単にまとめてみました。

ゆたつか父さんです。こんにちは。

2018年9月15日に六本木の東京ミッドタウンで開催されたモーニングスター社主催・SBI証券協賛の「投信EXPO2018」に参戦してきました。

9月15日と言えば、資産運用をしている人なら誰でも知っている日ですよね。

そう、もちろん、3択の女王 竹下景子さん の誕生日ですね。

(´ ・ω・)┌┛)`д) ちがうだろ。

 

そうです。あのリーマンショックの日です。

2008年9月15日に起こったリーマンショックから丸10年を迎えるという日に行われた投信EXPO。

面白い話が聞けるのではないかと思い、参加してきました。

投資信託が好きだったり、運用に興味のある方には、1日中楽しめるイベントですので、ご紹介しますね。

 

投信EXPOとは

モーニングスター社が主催して毎年開催している投資信託に関するイベントです。

・会場を2会場に分けての「パネルディスカッション」「基調講演」「特別講演」

・運用会社や証券会社など21社の出展ブース

で構成されています。

事前に登録することで、どなたでも、参加することができるイベントですので、モーニングスターのセミナー会員登録がおすすめです。

モーニングスター社とは

中立・客観的立場で金融情報を提供する会社です。

ファンドの運用成績のランクを星の数で示す「モーニングスターレーティング」を提供していることで広く知られています。

 

出展ブース

このような感じで、企業の出展ブースが並んでいます。

開場後すぐの時間は、スタンプや資料を求める人で、ものすごい状態になってました。

それもそのはず、スタンプラリーで、500円のクオカードとモーニングスターの朝倉さんの新刊がもらえるから。

さらに、出展ブースで手渡される資料には、手土産なども入っているからです。

全てのブースを周りきったわけではありませんが、父さんがいただいた各ブースでの手土産をご紹介しておきますね。

 

投信EXPO2018のタイムスケジュール

メイン会場とセカンド会場に分けて次のように開催されました。

赤ワクで囲ったのが父さんがお話を聞かせていただいた講演です。

後ほど、掻い摘んでご紹介します。

 

父さんが聴いた講演(概略)

探そう!「人生100年時代」にふさわしい投資信託

モーニングスターの朝倉さんがコーディネーターを務め、まったく運用方針のちがう会社の3名の方からお話を聞くという構成でした。

・国内株中心のアクティブファンド「ひふみ投信」を組成しているレオスキャピタルワークスの藤野さん

・パッシブ運用のインデックスファンドを数多く組成しているバンガード社の塚本さん

・「ド」がつくほど「アクティブ運用」のファンドを組成しているフランス系のコムジェストの高橋さん

朝倉さんからの「自分のお金の運用方法」について聞かれたパネリストたちの発言は。。。

○藤野さん

毎月の給料分程度の現金以外は、ほとんど「ひふみ投信」で運用している。

○塚本さん

バンガードの商品で、47か国8000銘柄に投資し、手数料の安い「VT」で長期分散投資をしている。

○高橋さん

新興国のファンドに投資している。

三者三様、みなさん、全然違って面白かったです。。。

 

投資の楽しさとひふみの魅力 ~長期的な運用は、みんなの未来を明るくする社会貢献!

続いては、レオスキャピタルワークスの藤野さんの講演です。

資料は特にありませんでしたので、お話していた内容をピックアップしてみました。

藤野さんのお話
・日本の家計資産の構成は、欧米に比べて、現預金に比重が多く、タンス預金も43兆円ほどある
・リアルにタンスに入っていたり、ツボに入っていたり、冷蔵庫に入っていたりする。
・タンス預金は世の中の役にも立たないし、1銭も増えない。
・欧米人は、自分も働きつつ、お金にも働いてもらっている。
日本人は、お金が大好きだが、お金に働かされてしまっているというのが実情。
・お金のために働いてしまっていることから、自分の所属する会社を好きだという人が極めて少ない。
・また、お金が好きだから、投資でお金を減らすのがいやで、投資嫌い。
・これでは、一生お金のために働き続けないといけない。
投資とは企業を応援して明るい未来を作ること
・だから投資をしましょう。

日本経済のゆくえ ~経済政策の展望、フィンテック・AIの未来~

元官僚で慶應義塾大学大学院の教授の岸 博幸さんです。

日本の景気や先行きをこんな風にみていました。

2020年までは順調
・憲法改正したい安倍総理。
・安倍総理は、2019年7月の参院選までに、国会での3分の2の賛成を確保したい。
・3分の2の賛成を確保するためには公明党支援が必要。
・公明党が意識している2019年4月の統一地方選に向けた地方へのバラマキ。
・オリンピック景気。

 

2020年以降が厳しいとみる理由
・地方へのバラマキによる経済効果は1年。
・2019年10月の消費税増税。
・2020年のオリンピック開催後の景気減速。
団塊の世代の後期高齢者への突入で社会保障費増
・保育無償化などによる社会保障費増。
・人口が減少しているにも関わらず、毎年赤字国債を発行増。
現状の社会保障ではもう限界

さらに、今の金融機関についても、この先が厳しいという話を、デジタル化に晒されて、20年間で市場規模が半分になった音楽産業に例えてお話されていました。

新たな局面を迎えて再考する資産運用法

最後は、モーニングスターの朝倉代表から資料を使って、投資環境が新たな局面を迎えているというお話があり、危機に備えたポートフォリオのお話をいただきました。

新たな局面とは
①量的緩和・金融緩和の終焉
②歴史的に高水準の現在の株式市場の行方
③米中貿易戦争の行方

新たな局面についての印象的な資料だけ、ピックアップしますが、かなり不安になりました。

アメリカの利上げ後の日経平均株価の推移

アメリカは、年内にあと2回利上げを行う可能性がありますが、アメリカの利上げ後には、日経平均株価が下がっているというデータ。。。

FAANGのS&P500へのパフォーマンス寄与度と株価収益率

アメリカの株価は好調ではあるものの、FAANGに偏りが。。。

FAANGこけたら。。。

銅価格の状況

景気の先行指標と言われることもある「銅の価格」が下がっている。。。

中国の債務残高の推移

中国の債務残高が日本以上に拡大しているが大丈夫か?

危機に備えたポートフォリオとは

このように債券を多めにし、為替をヘッジすることも考えられるとか。。。 

まとめ

年に1回の投信の祭典「投信EXPO」ですが、著名人、運用会社のお話を生で聴けて、

また、本2冊とクオカードもいただくことができ、とてもお得なイベントでした。

来年もぜひ参加します。

 

 

なお、父さんが実践しているロボアドバイザーのTHEOは、「THEO AIアシスト」という機能があります。

この機能は、AIが、保有する資産のどれかが急落すると判断した場合、ポートフォリオの最適化条件をより保守的にすることで、ポートフォリオの下方リスクの抑制を図るというものです。

いつ急落するかわからないマーケットで、損失を抑えるための行動は個人ではなかなか難しいと思いますので、まだ発動されたことはないので、どのようになるかはわかりませんが、こういう商品に一部の資産を振り替えておくというのもいいかもしれませんね。

 

 

ロボアドバイザー「THEO(テオ)」の直近の運用状況、父さんが実践しているロボアドバイザー3社の運用実績の比較、「THEO(テオ)訪問録」はこちらです。ご参考まで。。

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【運用実績公開】ウェルスナビとテオと クロエの利回りは?

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2018年7月3日

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